韓国最恐心霊スポットの都市伝説を題材に描き出す、容赦なき怒涛のホラー・エンタテイメント「늘봄가든(原題)」が、邦題『ヌルボムガーデン』として2025年1月24日(金)より公開されることが決定した。
韓国には“三大心霊スポット”として知られる恐怖の名所が存在する。『コンジアム』(19)の舞台となった京畿道広州市の<コンジアム精神病院跡地>。朝鮮戦争で死亡した学徒兵の埋葬場所とされる慶尚北道ヨンドク郡の<慶北ヨンドク刺身店>。そして、レストラン経営者の一家に降りかかった不幸な出来事と、いくつもの怪談が語り継がれる忠清北道堤川市の<ヌルボムガーデン>だ。
『女神の継承』『チェイサー』のプロデューサーであるク・テジンが、このヌルボムガーデンを題材にしたホラー映画の製作を熱望。監督デビュー作として自ら脚本も担当し、“恐怖の始まり”というべき新たなストーリーを創造。禁断の恐怖が渦巻くプロジェクトを実現させた。
物語の舞台となるヌルボムガーデンと名付けられた大きな庭があるこの家には、窓辺や物陰に正体不明の人影が出没し、事故物件のマイホームを舞台にした“家系ホラー”として進行。都市伝説、呪術、ミステリーなどの要素が巧みに絡み合いながら展開していく。
突然の悲劇に見舞われ、夫の遺産である邸宅ヌルボムガーデンで暮らすことを決意する主人公ソヒを演じるのは、内田けんじ監督の大ヒットコメディ『鍵泥棒のメソッド』の韓国リメイク作『LUCK-KEY/ラッキー』(17)以来のスクリーン復帰を果たしたチョ・ユニ。彼女にとって初めてのホラー出演となり、ヌルボムガーデンにこびりついた不吉な気配におののきながら、夫の死と消えた少女をめぐる衝撃的な真実に迫っていく姿を見事に演じきった。ソヒとともにヌルボムガーデンのおぞましい呪いに翻弄されることになる姉ヘランを演じるのは、Netflixの大ヒット作「イカゲーム」(21)でミニョ役として強烈な印象を残したキム・ジュリョン。
■『ヌルボムガーデン』特報
特報映像は、若者たちが無断でこの家に侵入しようとしている場面から始まる。決して入ってはならないこの家への扉を開けてしまった彼ら、そして主人公ソヒたちを襲う恐怖のはじまりを予感させる不穏さに満ちた映像となっている。ビジュアルが大きく捉えるのは、緑が完璧に手入れされた美しい庭ヌルボムガーデンだ。幼い姉弟が無邪気に遊ぶ庭の先に広がる森は不気味な色を帯び、その木には“あるもの”がぶら下がっており…。
2025年1月24日(金)新宿ピカデリーほか全国公開